生ゴスペルに感涙 (; ;)
体験して来ちゃいました、生まれて初めて「ゴスペル」!!たまたま、友達の友達が出演者へのお茶出しボランティアをすることになっていて、アメリカ人相手に1人じゃ心細いので、道連れ(!?)が欲しくて困っている、という話が舞い込んだのです。「誰か、『1人でも来てくれて』、『カタコトの英語が喋れて』、『しっかりしてる人』を紹介して~」という注文に私が合致するのかどうか、疑わしい点もあったのですが、「ステージをただで見られる」というおまけにつられて、出掛けて行きました。だって、本物のゴスペルを間近で見られる機会なんて、滅多にないじゃないですか。
私たちスタッフは、アーティストの皆さんが楽屋入りする30分前に集合。皆で軽く自己紹介し合って、スタッフトレーナーを着て、お茶だのお菓子だのを用意して、そうこうする内にご一行がご到着です。揃って楽屋口までお迎えに上がると、縦にも横にもビッグな人たちが、バスのドアからようやくすり抜けるようにして次から次へと目の前に現れました。どのくらいビッグかって、1人が降りるたびに、マイクロバスがゆっさゆっさ揺れるんです!!これでよく高速を走れたなー、スピードはちゃんと出たのかしら、と思わず余計な心配してしまいました。
そこから小一時間ほど、バタバタとした時間が流れました。思い思いにやってくる皆さんに、コーヒーだの紅茶だのお茶だのと、それぞれお好みの飲み物を出してあげたり、ステージやトイレの場所をご案内したり…。事前の説明では、「1人通訳の出来る子がいるから」と聞いて安心していたのですが、いざ始まると、それどころじゃありません。なし崩し的に、誰もが英語で対応せざるを得ない状況になってしまいました。私も、内心ヒヤヒヤしつつも何とかアテンド。必要最低限のコミュニケーションとお愛想くらいは、笑顔で接すれば何とかなるもんですね。「笑顔って立派な武器だなー」とつくづく感じました。
驚いたのは、アーティストの皆さんの砂糖の摂取量。コーヒーや紅茶をサーブしてあげて、砂糖は幾つかと尋ねると、大抵の人が「Three」と答えるんですね。カップ1杯のコーヒーに砂糖3つ!!あれだけの立派な体型になられるのも、さもありなん、と至極納得です。ちなみに、午後3時の差し入れはケンタッキーとモスバーガーでした。おやつにチキン…。
そんなこんなで日も暮れて、いざ本番。全席指定の満員御礼ということで、開場の6時半頃を過ぎた頃から、あちらからこちらからと人が集まって来ます。私が担当したのは、入場者への資料配布と、開演前のアナウンス。それが無事終わると、主催者のオジ様から「ステージを見ておいで」とお許しが出ました♪で、会場へいざ潜入。
入るなり、力強く心地よいハーモニーと場の熱気に包まれました。何故とはなしに、目もウルウル。歌で「うゎ~」と感激させられたのなんて、いつ振りでしょう。さっきまでダボダボのセーターを着て、コーヒーに砂糖を3つも入れて飲んでいた彼らが、舞台の上は圧倒的な存在感で、観客たちを惹きつけています。気付くと自然に体がリズムを取り、メロディを口ずさんでいました。音楽って、耳で聴くものじゃなくて、体で感じるものなんだなーと身を以って感じました。冒頭に、ゴスペルを「聴いて来ました」ではなく、「体験して来ました」と書いた所以です。動いても歌っても、人目をはばからずに自由なスタイルで楽しめるから、最後列・立見席って、お得かもしれません。
最後の曲に差し掛かったところで、私は締めのアナウンスのスタンバイのため、舞台袖に移動。すると今度は、横から至近距離で舞台を堪能することが出来、これまた得してしまいました。更にアンコールがかかると、客席の希望者らも皆、壇上に上げてしまい、もう舞台も客席も一体化!!私もスタッフ仲間と共に袖から引っ張り出され、ゴスペルの皆さんと並んで手拍子を打つことに!!ステージ上からスタンディングオベーションの客席を臨むなんて、これぞ「チョー気持ちいい!!」の世界です。オンステージもバックステージも体験できた今回のボランティア、「人に感動を与える仕事って素敵だなぁ」と改めて強く思いました。
いつもはコネチカット州のハートフォードにある教会で聖歌隊をしているという「ヘブンリィ・クワイヤー」の皆さん。実は、ゴスペルアワードという権威ある賞で、「ゴスペル・オブ・ザ・イヤー」を2度も受賞したことのある、大変有名な方々だったそうです。私に出来るのは、おもてなしと笑顔くらいだからと精一杯の気持ちを提供したつもりですが、水戸での僅かな滞在を心に留めてくれたかしら。帰り際、「Have a nice trip!!」と言った私の手をギュッと握り返してくれた温かさ、忘れません。とってもとっても素敵な夜でした。










