« February 2010 | Main | May 2010 »

March 2010

March 17, 2010

卒園

100316sotsuen

満開の梅と青空の下、週末、息子クンが無事に保育園を卒園しました。

卒園、と言っても、まだ3歳。これまで通っていた園は、満2歳児までが対象の、いわゆる「乳児園」だったので、春から別の保育園に移ったり、幼稚園に進学したりと、人生のだいぶ早い段階での「巣立ち」を経験することになりました。

この年の子供たちの「お別れ」ですから、その晴れがましさも悲しさも、ずっしりと親の背中にかかってきます。式の最中も、保護者の席からは、鼻をすする音が聞こえたり、目頭をハンカチで押さえる光景が見られたものの、当の主役たちは無邪気なもの。さすがにいつもより数段おすまし顔ではありましたが、ママの方を見てニコニコしたり、クライマックスの「お別れのことば」を声を揃えて言うところがてんでバラバラで笑いを誘ったり…。「悲しい」という感情は、いつ頃から芽生えてくるのでしょうか。でも、そんな子供たちの天真爛漫さが、場の雰囲気を和らげてくれていました。

式の後は、クラスごとのお別れ会。保護者がそれぞれ一言ずつミニスピーチをしたのですが…つくづく感じたのは、皆さんそれぞれに、大変な想いを抱えながらの1年間であったんだなぁということ。肉親の病気や死に遭い、子育てどころではなくなってしまっていた人、上や下に兄弟を抱え、とにかく育児に忙殺されていた人、お兄ちゃんやお姉ちゃんの頃からこの園にお世話になっていて、並々ならぬ愛着心を持って通っていた人、自分の仕事と育児の狭間で葛藤していた人、我が子の発育ぶりに悩み、子育てに自信をなくしていた人etc…。そんなみんなの「駆け込み寺」が、この園だったんだな、と。
諸々の事情で、これまでとは環境が激変し、自分もなかなか大変な状況下だったのではと思っていたこの1年。でも、大変なのは自分だけじゃなくて、誰しもが大なり小なり悩みを抱え、色んなところで誰かを頼ったり現実と向き合ったりしながら、懸命にやっているんだということを、今更ながらに実感させられました。で、どの人のエピソードにも、いちいちもらい泣きする私…。肝心の自分のコメントは、しっかり言えた…つもりですが、今になると、先生や園、そして仲間に対し、もっともっと感謝の気持ちを伝えたかった、と、ちょっと悔いも残ってしまいました。

「ママ、何で泣いてるのー?」と、ママたちの涙に不思議そうな顔をしていた子供たち。いつか、この涙の意味が分かってくれる時が来るんだね。

| | TrackBack (0)

March 09, 2010

出逢い

今年は、何の対策もとらないまま、花粉シーズンの突入してしまった私。先週から目のかゆみに耐えられなくなり、ついに内科で薬を処方してもらい、何とか過ごしている毎日です。

先週末は、司会のお仕事でした。お花の先生をしている友人の会席パーティー。友人が教えているのは、いわゆる「華道」ではなく、「洋」の方の花=「プリザーブドフラワー」で、会場の至るところに、デザイナーさんたちがアレンジした素敵なお花たちがtulip
花を愛でたり、独創性を発揮して作品を作り上げたり…そんな芸術的才能には悲しいくらい恵まれなかった私ですが、普段なかなか触れることのない穏やかで上品な雰囲気を堪能させてもらえた、楽しいお仕事でした。

初めて見るプリザーブドフラワー作りの工程や、デザイナーさんたちの花や作品に懸ける想いなど、様々なことに感銘を受けましたが、一番印象的だったのは、友人が何度も繰り返していた「出逢い」という言葉。今に至るきっかけとなった、10年前のパリの街角での花との出逢い、その後、協力してくれるようになった賛同者たちとの出逢い、生徒さんたちとの出逢いetc…、本当にあらゆる出逢いの積み重ねで「今」がある、と、しみじみ語っていました。今回のパーティーも、会場となったレストランのオーナーからカメラマン、BGMとして花を添えて下さったピアノやフルートの演奏家の方まで、全てが彼女との個人的なつながりで引き受けて下さった方たちとか。私との会話の中でも、「出逢い」「ご縁」という言葉をしきりに口にする彼女の信条が、垣間見えた気がしました。

そんな私と友人のつながりも、地元のイベントでたまたま顔を合わせ、数分程度会話したことから始まった不思議なもの。そこから、出身地が近いとか、共に個人で活動しているとか、色々な共通項が判明し、今回のお話につながったのです。言葉にすると陳腐になってしまいますが、私も色々な「出逢い」に素直に感謝し、そこから人生を豊かにする糧を得ていけたらな~と改めて感じた週末でした。

| | TrackBack (0)

March 02, 2010

色々な春

3月になりました。

さすが偕楽園のお膝元、水戸市内には至るところに梅の木があって、この時期は、赤や白、ピンクの花が、あちらこちらで私たちの目を楽しませてくれます。庭のクロッカスも、先週の度重なる雪にも負けず、順調につぼみを膨らませていました。(早春の花に黄色が多いのは、受粉のために、目立つ色で虫たちをおびきよせているから、と何かで読んだことがあります。本当かな?)
100301haru_2

春になっても、特に何が変わる予定もない私。春の訪れと言えば、先週から始まった「花粉の春」くらいでしたが、今年は一つ大きなイベントが。息子くんの保育園の「卒園」です。

すでに式の練習は始まっているようで、家でも「い~つの~、こと~だか~note」と歌ったり、「ぼくたち!わたしたちは!…お別れです!さようなら!さようなら!」なんて大声で繰り返したり。
この年の子供たちには、「卒園」という現実は、分かるような分からないような。4月からの急な環境の変化に、子供たちが愕然としないよう、先生も一応の事実は伝えているようですが、実際は、4月になって、お教室が違う!!これまでのお友達もいない!!という状況に直面して初めて、自分の身に降りかかった事態の重大さ(?)に気づき、動揺してしまう子も多いんだそうです。

「もう3月で、○○先生(担任の先生)とはさよならなんだって~」「4月からは幼稚園に行くんだって~」と、無邪気に私に語りかける息子くん。もう大好きな先生と会う機会もほとんどなくなること、毎日のように遊んでいたお友達とも離れ離れになってしまうこと、そして、そうした「お別れ」を、まだ「かなしい」と感じないことに、ママの方が秘かに切ない気持ちになっています。何事にも終わりがあるからこそ人生は楽しく、そして思い出は美しいのだと解ってはいるけれど…。

息子くんのお陰で、今年は「ほろ苦さ」や「切なさ」が、私の春に彩りを添えてくれています。

| | TrackBack (0)

« February 2010 | Main | May 2010 »